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歯科臨床における東洋医学の活用法とは?

2020年8月15日

平成28年度改訂版「歯学教育モデル・コア・カリキュラム」に「和漢薬を含む」という文言が入りました。

(表)このことは多様化する現代医学の中で、われわれ歯科医師が漢方薬に対して知識を問われる時代が到来した、といえます。

さらには、漢方治療を運用していくうえで必須となる東洋医学的な診断理論の理解も、そこには含まれてくることを意味します。

本連載では東洋医学の歯科的な実践運用のための基本理論、そして応用方法の“イロハ”をお伝えし、東洋医学の深淵へ誘い、その奥深さを連載を通じて感じていただけば幸いです。

イ)鍼灸治療とは?漢方治療とは?

1)鍼灸治療

鍼治療と灸治療を合わせて「鍼灸治療」と呼んでいます。鍼治療とは、細い金属の鍼をを使う鍼術による治療法のことです。

灸治療とは、もぐさなどを燃やして行う灸術による治療法のことです。

いずれも中国で生まれた方法で、その歴史は古く、およそ2000年前の『霊柩』という書物にも登場します。

現在では、科学的なデータも蓄積され、エビデンスをもった治療法として、中国、日本、韓国などのアジアだけでなく、欧米でも行われています。

人の身体は、ある部位に外部から刺激を与えると、反射的にそこを守ろうとしたり、異常な状態を元に戻そうとする性質があります。

そのような身体が元々もっている自然治癒能力を利用して、鍼や燃焼したもぐさを用い、身体の表面に刺激を与えることで病状を改善し、病気を予防しようとするのが鍼灸治療なのです。

 

特に、ツボ(経穴)への刺激は、経絡(ツボとツボを結びつらねる道)を通じてそこに繋がる臓腑た気・血・津液(体内の水分)などの変調を整える作用があるうえに、さまざまな病気の改善や予防に効果があると言われています。

鍼治療には、疲労が蓄積し、緊張している筋肉を緩め、筋肉痛などの緩和にも効果があります。

そして、灸は身体を深部から温め、冷え性の改善などにも効果を発揮し、血液循環効果を助けます。

鍼治療、灸治療、それぞれでも効果がありますが、組み合わせて用いることでさらなる効果を発揮します。

2)漢方治療

漢方治療とは、東洋医学の治療薬である漢方薬を使った治療法です。

鍼灸治療と並ぶ、東洋医学における代表的な治療法の1つです。

漢方薬は、自然界にある植物の葉、根、樹木の皮、種子、果実、あるいは動物の骨、肉、皮、鉱物などから作られた生薬をいくつも組み合わせたものです。

日本で手に入る生薬は、およそ350種類もあるとされています。

漢方薬は本来、煎じて服用するものですが、今日では手軽に服用することができ、携帯にも便利なエキス剤が普及しています。

漢方薬は、服用すると六腑で消化され、五臓で作用します。漢方薬を服用するとそこに含まれる複数の生薬は、互いに協調して作用を高め合ったり、副作用を抑えたり、効率よく有効性が働くように配合されています。

ロ)なぜ、いま東洋医学なのか

がん、心疾患、脳血管疾患(三大生活習慣病)による死亡者の割合は50年前と比べて1.7倍(人口10万人対)にもなり、なかでもがんは3.8倍(2014年)にも増えています。

これらは、食生活や飲酒・喫煙などの生活習慣の改善で発症率を下げることができる病気であるため、大切なのは“予防”ということになります。現代医学の軸足も“治療医学”から“予防医学”へと移りつつあります。

東洋医学には“未病”という発症していない状態を言葉と、それを治す“未病治”があります。

多くの重大疾患を予防するためには、ただ単に西洋から東洋へとパラダイムシフトするのではなく、異なる視点での価値観も取り入れる必要があると思います。

そこで、いまこそ東洋医学が必要とされているのです。

ハ)鍼灸治療と漢方治療のそれぞれの応用について

鍼灸治療は東洋医学の中心的な治療法ですが、西洋学的な考え方も取り入れながら行われています。

鍼や灸の刺激は、感覚神経を刺激し、中枢神経内に内因性オピオイドを放出させ、痛みを伝達する神経の興奮をブロックします。

また、神経刺激を介して血行を促し、痛みの原因となっている物質を取り除いてくれる働きもわかっています。

鍼灸治療で用いるツボを決める時も、異常がある部位の周辺や経路を診る東洋医学的なアプローチと、異常に関連する神経や筋肉まで診る西洋医学的アプローチを融合させることで、より効果の高い取穴(ツボの位置を見つけること)と、それに伴う治療効果を期待できます。

また、鍼を刺入する際も、神経や血管、その他の部位を傷つけてしまうような事故を防止するうえで、西洋医学的知識は大いに役立ちます。

漢方薬では、東洋と西洋で“病気”の捉え方が異なるため、処方の仕方も異なります。

西洋医学では基本は疾患ごとに使用する薬が決まっていますが、漢方薬の場合は同じ疾患であっても処方が異なることがあります。

反対に、異なる疾患であっても処方が同じこともあります。

たとえば葛根湯は、風邪や肩こりだけでなく、神経痛の場合にも処方されます。また、患者の体質や季節によって処方が変わってくることもあります。

次回からは、それぞれの臨床応用やその注意事項について解説を進めていきます。

スポーツを支える歯科医療 (デジタルダイヤモンド掲載記事)

2020年8月1日

選手を支える縁の下の力持ち!!

アスレティックトレーナー、鍼灸師、そして、チームデンティストとして

ある選手との出会い

1997年夏、明治鍼灸大学(現 明治国際医療大学)3年生だった私は、社会人のアメリカンフットボールチームに、アスレティックトレーナー(現場での応急処置やケガの予防に努めるスタッフ。以下、AT)として参加しました。

選手たちと汗を流し、日本一を目指したときから丸20年が経とうとしています。

今回はAT、鍼灸師、スポーツデンティストの道を歩んできたなかでの経験と、その経験を踏まえて、これからのスポーツ歯科医学と来る2020年の話をしたいと思います。

鍼灸師の国家資格を取得し、ATとして現場で活動しているとき、一人の選手と出会いました。

膝の靭帯損傷の既往があるものの、将来は日本代表入り確実とされた2年目の選手。トップスピードとボディバランス、ボールのハンドリングは日本代表レベルでした。

しかし、膝の周囲の筋力が少し足りないのと、右に急に曲がる際に、身体が少し流れることなど、体幹の筋力がトップレベルに達していないと感じました。

本人も自覚していて、それについてストレングス(筋力トレーニング)担当コーチとの3人でよく話をしていました。

 

シーズンが始まり、幸先よく初戦を勝利して迎えた第2戦。

その選手がパスを受け取り、右側へ踏み出した瞬間にタックルを膝に受け、またもや右膝後十字靭帯断裂の重傷を負ってしまいました。

「この怪我を一番に恐れながら、防ぐことができなかった。私の仕事って何だ。ATって何なんだ」と自問自答の日々を送りました。

そんななか、マウスガードを中心に外傷を予防し、身体機能をも賦活化させる可能性を持つスポーツ歯科医学と出会いました。

自分のおかれている環境に当たり前のようにマウスガードがあったこと、外傷をいかに予防するか自問自答する日々でなければ、スポーツ歯科医学に辿りつかなかったと思います。

 

チームデンティストとして

歯学部受験を乗り越え、AT、鍼灸師、そして歯学部学生という大谷翔平選手を超える“三刀流生活”が始まりました。

その間、ATとして所属するチームは、資金難によって他のチームと合併しますが、私はチームに残留することができました。チーム合併時の混乱やそこからの成熟、そして日本一。

このような現場に、プロとして携われたことは一生の宝だと思っています。

 

歯科医師になってからは、日本初のチームデンティストとして活動を始めました。

現在は、外傷予防効果の高いカスタムメイドマウスガードを製作し、多くの選手が練習や試合で使用しています。

また、鍼灸による全身のケアやコンディショニングを行なっています。

最近では、アメフトの高校生日本一を決定するクリスマスボウルを翌日に控えた選手が来院されました。

主訴は、顎の痛み。スプリントを製作し、咀嚼筋群を触診し、硬結部に鍼灸治療を行うことを伝えます。

全身の触診も同時に行い、頸肩部や背部、腰部、大腿部、ハムストリング、前下腿部にも硬結があること、睡眠時の食いしばりが運動連鎖によって全身に波及していると考えられたため、全身のコンディショニングを提案しました。

これがきっかけとなり、以降、大事な試合の前日には来院するのがルーティンとなりました。

試合の結果は、チームとしては残念だったのですが、個人賞を獲得するに至りました。その一助になれたのではないかと思っています。

 

果てしなく、終わりなき道

2021年の東京オリンピック・パラリンピックもカウントダウンが始まっています。

東京に出場する選手、どちらに対しても全力でサポートさせていただきます。

私は、東京オリンピック・パラリンピック開催までの熱い流れを活かして、われわれが行うスポーツ歯科医学的サポートを、スポーツ文化として成熟させることを視野に入れています。

具体的には、カスタムメイドマウスガードのさらなる普及、世界を渡り歩くために必須なセルフケア、TCH予防のために鼻呼吸の習慣化の徹底、選手がこれらを当たり前のように、スポーツ文化として身につけることが私の夢です。

上記の夢を実現するためには、いかにしてジュニア・ユース世代から伝えていくかが重要となってきます。

そして、選手だけではなく、監督、コーチ、トレーナーなど、指導者や選手の家族に対しても、さらなる理解と実践が必要になると思います。

私の夢は、果てしなく、終わりなき道であると思っています。

その道を一歩ずつ歩んでいくことが、私の役目であると自負し、日々を過ごしていく所存です。

また、どこかで皆様とお目にかかることもあると思います。そのときには、夢の途中のお話を報告できると思います。

それまで、しばしのお別れを・・・・・・。

手足が冷たいのが改善しません。冷え性はやっぱり万病の下なのでしょうか?

2020年7月29日

西洋医学においても、がん、脳血管障害、心疾患など多くの病気の根源に冷えがあるのではと注目されております。

一方、東洋医学の診断・治療は、問診から得られた自覚症状や症候を重要しています。

「冷え」「こり」などはその代表になります。

「冷え」については、たの多くの人が冷えていると感じないような状況で、全身もしくは部分的に冷たさを感じる状態であり、男性よりも女性に多くみられます。様々な病態の成因や増悪因子となる。保温や加温によって症候が改善するものもあります。

東洋医学的に考えれば、気・血・水のどの異常も「冷え」を引き起こす原因となります。

また、感染症に対する免疫能力にも影響すると言われています。そこで冷えを改善することが、見えない敵にも戦える能力を獲得できると思います。

冷えの改善には、灸療法がおススメです。

灸治療に使われるもぐさの原料は、ヨモギです。ヨモギはキク科の植物で、団子などとして食し、生薬としても様々な効能があり、殺菌・保湿効果に優れ、止血剤などとして用いられてきました。

そうしたヨモギを乾燥させ、葉についている白い毛(毛茸)を集めたものが、もぐさです。

火をつけても60℃位までしか温度が上がらず、一定時間まで安定した温度を保つことができるため、温熱刺激として用いることができるのです。灸には直接据える直接灸(有痕灸)と緩衝材を用いる間接灸(無痕灸)と呼ばれる二つの方法があります。

直接灸とは、皮膚の上にもぐさを直接置くやり方です。強い温熱刺激でツボを刺激し、そこから生じる生体反応を利用しようとするものです。体のバランスを崩している時には、熱さを感じられないこともあります。そうした場合は、熱さを感じるようになるまで灸を続けます。

皮膚の上に直接据える直接灸に対し、スライスした生姜やニンニク、味噌、塩、水に浸したワッテなどを皮膚に置き、その上にもぐさを据えるのが、間接灸です。程よい暖かさで温められ、生姜やニンニクなどの薬効成分により、灸の効果がさらに高まります。

間接灸には、筒にあらかじめもぐさが入っており、火をつけるだけで温熱効果を与えることの出来るものもあります。家庭でも気軽に扱うことができるようになってきました。

一方で、顎口腔領域の疾患においてはとても困難状況です。

そこでセラミック電気温灸器を紹介いたします。

熱源がセラミックであり、電気制御で温度をコントロールできるため、灸治療では不可避である煙や匂いを発生させることなく、一般的な鍼灸治療では刺激を伝えることの困難な部位に対しても効果を与えることが可能となります。

そして、その筋のみならず、その直下の唾液腺へも効果を与え、唾液の分泌を促進します。そのため、口腔乾燥症や唾液量の低下してきた高齢の方にも効果的になりました。

冷えを改善して見えない敵に立ち向かっていきましょう。

スポーツマウスガードを正しく理解しよう!!

2020年6月30日

チームデンティスト・アスレチックトレーナーの立場から
関根陽平(みはる矯正・歯科医院 院長)

はじめにー目指すはVictory Smile!

少子超高齢社会の現在、一生涯にわたって口腔の健康を守り、全身の健康を維持していくためにフレイル(虚弱の意、加齢による心身の脆弱性)の予防のうえでも運動の重要性が叫ばれている。

しかし、スポーツ歯科医学の中でも特にジュニア・ユース世代やシニア・ベテラン世代に関しては、あまり誌面で取り上げられてこなかったように思う。

スポーツ歯科医学=マウスガードという風潮があるが、スポーツ現場とどのように関わるかという原点が見過ごされがちと筆者は感じている。

そこで本稿では、

① スポーツ現場と歯科医学の現場との乖離、

② どうすれば子供の歯を外傷から守り、ベテラン・シニア世代までのデンタルサポートを行うことができるのか、

③ 現場でのコミュニケーション法、

④ マウスガードの製作法等

について論じる。

そして我々の活動を通して、選手達が魅せてくれる勝利の瞬間の最高の笑顔(筆者は“Victoy Smile”と名付けた)に貢献し、いかにしてVictory Smileを育み、守られるかについて筆者の考えを提示していく。

外傷予防及び口腔内コンディショニングの重要性

筆者は2000年より、アメリカンフットボール日本Xリーグ所属のオンワードスカイラークス(2008年に廃部)において、アスレチックトレーナー・スポーツ鍼灸師として現場で選手達と向き合ってきた。

2004年からチームデンティストとして活動を開始し、日本のアメリカンフットボールの最高峰であるRice Bowlにおいて日本一の栄冠にも輝き、甲子園ボウルの準優勝、クリスマスボウル四連覇にも貢献した。

その後、Jリーグ(サッカー)やBリーグ(バスケットボール)、オリンピック出場選手等、多くのトプ選手に対してスポーツデンダルサポートを行ってきた。

現場の最前線に身を置く中で、スポーツ中の顎口腔内の外傷、脳震盪やバーナー症候群(頭頸部が瞬間的に強い外力を受けた際に起こる一過性の神経障害)のような頭頸部の外傷だけでなく、齲蝕や根尖盛歯周病、智歯周囲炎等に起因する痛みを多く目の当たりにし、外傷の予防や口腔内コンディショニングの重要性を常に強く感じできた。

イギリスのサッカー・プレミアムリーグでの齲蝕の問題、アメリカでの10歳以下のヘディング禁止等の報道からも、スポーツと歯科医学の関連性への取り組みの方向性に誤りはないと感じる。

しかし現状では、多くの選手達にしっかりとしたブラッシング習慣やカスタムメイドマウスガードの装着等が浸透しているとは言い難い、恒常的に結果を求めていく現在のトップ選手に伝えていくことの大切さもさることながら、未来を担うジュニア・ユース世代からじっくりとその成長に寄り添い、デンタルチェックやブラッシング、呼吸の方法、顎の発達等をコンディショニングの一環としてルーティンに身体に染み込ませていくことの重要性を痛感している。

そこで、最も重要であるジュニア・ユース世代の現場とどのように関わりあい、どのようなサポートができるのか、さらにトップ選手やシニア・ベテラン選手へのサポートや未来のスポーツ歯科医学の展望を論じていきたい。

スポーツ現場と歯科医学の現場との乖離

2020年の東京オリンピックに向けたブームで、地域のジュニア、ユース世代からスクール・レッスンに参加していくケースが増えている。

最も顕著に見られるのはサッカーで、クラブ・スクールはJリーグのみならず、海外チームのフランチャイズの形式を取っているものや地域クラブ等、形態は様々である。

野球は小学校が母体となる軟式野球、リトル・ボーイズリーグといった硬式野球からキャリアがスタートする。

バトミントンや卓球は小・中学校の体育館や近隣の体育館において練習を開始し、地域リーグに所属することから始まり、テニスは錦織圭選手の大活躍の影響でどこのクラブもキャンセル待ちが出ているほどの盛況であるが、スクールから始めることが多い。

空手や柔道、剣道、なぎなた等の武道は道場でキャリアがスタートし、ラグビー・バレーボール・バスケットボール等も地域チームからスタートする。

このように、多くの種目・競技においてキャリアのスタートのほとんどが地域のチームやクラブ、道場である。

つまり、現在活躍しているトップの選手達も必ずと言ってよいほど、どこかのクラブや道場では、指導者が見据えている方向性によって大きな差が生じる。

大事な子息子女を預ける両親は、競技にスキルアップを優先してほしいとどうしても思ってしまうし、その親心は指導者にも伝わるものである。

プレミアムリーグ(イギリス)のレスター所属の岡崎慎司選手をJリーグにスカウトしたことで知られる、前アーセナルサッカースクール市川GMの興津大三氏は、「指導者は技術だけでなく身体のケアや成長・発達にも気を配り、心と身体の両面から成長を促していきたいと願っている」と語っておられた。

 

その一方で指導者は、練習を見に来た両親から「自分の子がうまくなっていない」等の指摘を受けることもあり、一つひとつ対応を余儀なくされ、結果的に“技術至上主義”になってしまう傾向がある。すなわち、多くの指導者は知らず知らずのうちに技術を教えることが中心となってしまうのである。

さらに、興津氏はプレミアムリーグでの齲蝕の問題、10歳以下のヘディング禁止(アメリカ)等も気掛かりなこと、普段の練習の中で口腔領域の外傷は多く見られ、ボールが顔面にぶつかって歯が破折したり、口唇が切れたり、転倒や接触によって歯を強打する等は日常茶飯事であるとも語っておられた。

現場ではアスレチックトレーナーが対応することが多いが専門的な知識を有しておらず、「不安であるが、どのように勉強をしていけば良いのか正直わからない」との声も聞く。つまり、ジュニア・ユース世代のスポーツの現場においては、口腔のケアやコンディショニングについても指導したいと願っていることから、専門的な知識が求められていると言える。

この現場と歯科医学との乖離を埋めていくには、歯科の専門的な知識及びスポーツ競技の特性の知識を持ったスポーツデンティスト、スポーツテクニシャンが現場に参画していくことが最良の解決策と筆者は考えている。

あらゆる世代のデンタルサポートを行う方策

どうすれば現場でジュニア・ユースの歯を守っていくことができるのか。

さらにトップ選手からベテラン・シニア世代までデンタルサポートを行うことができるのか。

日常、診察室やラボにいることが多い我々にとって大きな問題である。ただ闇雲に現場に行けば良いということでもなく、我々歯科医療従事者がチームに参画することは容易ではない。

選手を中心としたチーム構成を参照いただきたい。

プロの選手やオリンピック代表、企業のチーム、大学、高校、中学、クラブチーム等、呼称や人数の多寡はあるもののチーム構成の大枠は同じである。

選手を中心にスキル系、メディカル系、マネジメント系、コンディショニング系のそれぞれのスタッフがチームの勝利を目指し、仕事をこなしていく。

カスタムメイドマウスガードの装着やデンタルチェック等の管理は、アスレチックトレーナーによるシーズン中の体調管理の一環であるため、どのステージ(プレシーズン、オンシーズン、オフシーズン)で行い、その内容をどのように反映させていくかについて、トレーナーと共同で考えていく。

筆者がチームデンティストを務める大学のアメリカンフットボール部における年間のトレーニングの目的とコンディショニングの流れに沿ったデンタルサポートの時期を表に示す。

メディカル・デンタルチェックはシーズンオフに行うが、加えてプレシーズンに行うこともある。

結果をアスレチックトレーナーが把握し、年間を通じたコンディショニングに反映させていく。

歯科医療従事者として多くの子供達の未来やトップ選手のために選手達の歯を現場で救おうと思えば、GMやマネージャーからシーズンのスケジュールプランを聞き、さらにチームドクターやアスレチックトレーナーに協力を仰ぎながら、ブラッシング指導やデンタルチェック、カスタムメイドマウスガードの製作等を進めていくことになる。

 

こういった共同作業なくしては、現場で子供達の歯を効率よく守ることは容易ではないと理解いただけると思う。

筆者は2017年より新たな試みとして、ユース世代の女子アスリートのサポートを学校と協力しながら開始した。

蒲田女子高校(東京都大田区)に通う、全国大会三連覇中の女子硬式野球部員を含むバレー部、バトミントン部の総勢40名に対して、シーズンオフの過ごし方や口腔機能の説明、ブラッシング指導、鼻呼吸の指導から始めた。

今後はそれぞれの部の監督、管理を担う部長とアスレチックトレーナーと共に、プレシーズンにおいて外傷予防のためのカスタムメイドマウスガードの製作に着手する予定である。

ジュニア世代からカスタムメイドマウスガードを使用していることが、トップ選手、その後のシニア・ベテラン選手へのサポートの近道と筆者は考えている。

ジュニア・ユース世代向けのマウスガード製作

チームサポートの方向性が決まれば、カスタムメイドマウスガードを装着した外傷予防の段階へと進む。ジュニア・ユース世代の口腔内は混合歯列期から永久歯列初期がほとんどであり、成人選手と比較して歯槽骨が粗なため破折よりも動揺や脱落が多い傾向にあり、ジュニア選手もカスタムメイドマウスガードの装着は必須である。

ジュニア選手では、歯列及び咬合が成長発育によって変化することが成人選手のマウスガードとの違いである。

周知の通り、永久歯は一度に萌出するのではなく時間を掛けて萌出し、咬合してくる。

したがって、今後の歯列及び咬合の変化を予測し、次の修正や再製作をいつ行うべきか常に考慮し、指導者及び家族等にも十分説明し、理解を得ておく必要がある。

マウスガードの製作に際しては、ジュニア選手の年齢を考慮すると同時に、歯列及び咬合の発育段階を診察しながら、① 乳歯列期、② 混合歯列前期、③ 混合歯列後期、④ 永久歯列初期の4段階に分類して対応する。

1.乳歯列期;Hellmanの歯年齢ⅡA

この時期の小児は、身体の成長発育から考慮すると特別に激しい運動を行うことはあまりないが、小児期からマウスガードの装着を習慣化するという観点からすると、この時期からのマウスガード使用は有用と考えられるであろう。

また、第一大臼歯の萌出が近づいてくると後方歯槽部が膨隆し、咬合関係にも次第に変化が見られる。したがって、後方歯槽部の膨隆付近は覆わないようにマウスガードを製作する。

2.混合歯列前期;Hellmanの歯年齢ⅡC, ⅢA

混合歯列期の前期から後期にかけては、小児の中でも特に口腔環境の変化が著しく、第一大臼歯の萌出、前歯部の交換、側方歯群の交換、それに伴う歯列弓幅径の増大とめまぐるしい変化がある。

混合歯列前期は、第一大臼歯と永久前歯が萌出を開始し(Ⅱc)、次第に第一大臼歯が咬合し始める(ⅢA)。永久中切歯及び側切歯が萌出し始めると、歯列幅径は上下顎共に2〜3mm増大する。

先行乳歯が脱落し後継永久歯が放出するまでは歯の空隙部への移動が容易に見られ、咬合も変化するので注意が必要である。マウスガード製作時には、最初から前歯群の萌出スペースをブロックアウトすることが望ましい

3.混合歯列後期から永久歯列初期;Hellmanの歯年齢ⅢB

側方歯の交換の時期は個人差があるが、平均的には9〜11歳である。

先行乳歯が脱落し後継永久歯が萌出するまでは歯の空隙部への移動が容易に見られ、咬合も変化するので注意が必要である。

マウスガード製作時には、最初から側方歯群の萌出スペースをブロックアウトすることが望ましい。

4.永久歯列期;Hellmanの歯年齢ⅢC,ⅣA

第二大臼歯の放出開始期(ⅢC)では、第二大臼歯の萌出による第一大臼歯の不調和に注意が必要である。

上顎では第一大臼歯よりも頬側から、下顎では第一大臼歯に遠心からぶつかるように、舌側方向に歯冠を傾斜し萌出を開始する。

上下顎共に近心に押され、第一大臼歯の咬合関係も変化するので第二大臼歯は覆わずにブロックアウトする。

矯正治療中のジュニア・ユース世代

1.矯正治療によるスポーツ外傷のリスク

スポーツ外傷のリスクファクターの1つとして歯列不正(不正咬合)が挙げられるが、特に上顎前突が大きな因子とされている。

前歯部におけるオーバージェット量が大きくなるほどスポーツ外傷の頻度も増加する傾向にある。

上顎前突では上顎前歯の外傷(歯の破折及び脱臼)頻度が高くなる傾向にあり、上口唇が短くて口唇力が弱く口呼吸がある場合にはスポーツ外傷を受けやすい状況下にあると言える。

このようなケースにおけるマウスガード製作のポイントは、下顎前歯部が咬合時に触れるようにマウスガードの口蓋側を延長させていくことである。

下顎前突や上顎犬歯低位唇側転位を含む叢生症例でも、口腔粘膜への外傷が増加すると考えられている。

不正咬合を有している選手には、口腔領域におけるスポーツ外傷の予防から矯正治療による咬合の改善が望まれ、チームデンティストとして選手に説明する必要がある。

2.矯正治療中の選手が注意すべき点

矯正治療中の選手は、歯の移動に起因した歯根膜腔の拡大、歯列の連続性の喪失、矯正装置の存在等から、軟組織のみならず硬組織にもより重篤な損傷を引き起こす可能性が高いと言える。

したがって、カスタムメイドマウスガードの装置は積極的に推奨されるべきである。

矯正治療中のマウスガード製作方法及び調整ポイント

1.印象採得及び咬合採得

印象採得はワイヤを撤去した状態で行うことが望ましく、ブランケットにはモジュールをかける。

ワイヤを撤去しない場合は、ブランケットとワイヤの部分をシリコーンまたはユーティリティワックス等でブロックアウトする。

咬合採得はバイトワックス及びシリコーン印象材にて中心咬合位で行う。

2.作業用模型及びマウスガードの外形

作業用模型ではマウスガードに不要な箇所のアンダーカット及びブランケットやワイヤ部分、リンガルアーチ部分をブロックアウトし、外形線は通常通りに記入する。

治療計画に従って歯の移動量と方向を決定し、作業用模型上で移動予定部位にブロックアウトを行い、移動する歯の咬合面もブロックアウトする。

この際、移動の固定源となる歯はマウスガードの維持歯になるため、ブロックアウトは最小限に留める。シートの圧接は通常通り行う。

3.咬合調整

矯正治療の進行状況によっては、頻繁な咬合調整やマウスガード内面の調整が必要となる。

咬合調整に際しては、マウスガードが装置されている対顎の歯の動きも妨げてはならないため、通常のマウスガードの調整よりも慎重に行わなければならない。

Clinical Case

矯正治療の開始時、男児は9歳3ヶ月であった。主訴は犬歯が萌出するスペースがないことで、体操競技を続けながら矯正治療を受けたいと希望された。

筆者は、3萌出スペース不足を伴う混合歯列期症例と診断した。

まずは先行して口腔衛生指導及びMFT(Myofunctional Therapy;口腔筋機能療法)を開始した。

上下顎両側第一大臼歯にバンドを装着し、3Dリンガルアーチにて上下顎の前歯部の整直を図った。

1ヶ月半〜2ヶ月おきに来院してもらい。側方歯群の萌出を誘導・育成しながら永久歯列期まで診ていった。

診療の過程で、体操競技中の外傷予防を目的としたカスタムメイドマウスガードを約1年ごとに製作し、成長に寄り添うような形で継続的にマウスガードを製作した。

本能執筆現在では、主訴であった3もしっかりと萌出し、体操競技も全国大会に向けて練習の日々である。

スポーツ歯科医学の未来

本稿では、ジュニア・ユース世代からいかにして「スポーツ現場と歯科の現場の乖離」を埋め、「どうすれば子供の歯を外傷から守ることができるのか」について、指導者・コーチ・アスレチックトレーナーらと「現場でコミュニケーション」を図り、外傷を予防する「カスタムメイドマウスガードの製作法」を論じた。

日本におけるスポーツ医学の一分野として、スポーツ歯科医学の果たす役割をもっとスポーツの現場で浸透させていくこと、その必要性と重要性は今後さらに高まっていくものと筆者は確信している。

外傷を予防していくことが、選手の「あと一歩」をサポートすることにつながる。

その「あと一歩」がいかに選手にとって大切であるかは現場で日々、苦しいトレニーングを積み重ねている選手と同じ時間を共有していくと理解できる。

スポーツ歯科医学によって「あと一歩」をサポートすることが、選手の真のパフォーマンスを向上させる効果に他ならないと思っている。

2019年ラグビーワールドカップ、2020年東京オリンピックと世界から注目を集める中で、1人でも多くの選手のVictory Smileを育み守っていく使命を果たしていきたいと願っている。

歯科医学領域における鍼灸治療の有用性ー矯正治療と鍼灸治療を統合した2症例

2020年6月22日

はじめに

顎口腔顔面領域においても、今患者に現れている症状を改善することに注力しがちな西洋医学に対し、東洋医学を由来とする鍼灸では、症状へのアプローチはもちろん、全身の血流や気の流れを改善することで、標治のみならず本治というさらなる改善を期待できる。

しかし実際、鍼灸師の多くの先生方は顎口腔顔面領域に対して苦手意識をお持ちなのではないかと思う。そこで本稿では、歯科領域の疾患に対しての鍼灸治療と、歯科医学領域の矯正治療と鍼灸治療との統合医療の実践症例を紹介する。ご一読いただき、ぜひ明日からの臨床で実践していただければ幸いである。

症例報告

1.歯科ユニットサイドでの顎口腔顔面領域疾患における鍼灸治療の一症例

【症例報告の目的】
現代医学である歯科医療の領域である顎顔面領域疾患における三叉神経痛に対する歯科鍼灸の実践症例を報告する
【患者】
59歳、男性

【主訴】
顔面部の突発的な痛み

【初診】
X年10月、特発性三叉神経痛と担当医が診断

【治療と経過】
洗顔時、髭剃り時に左側顔面部の突発的な痛みが生じる。咀嚼時、鼻の横を掻くときにも痛みが生じる。頚・肩こり、腰痛、冷え性を有しており、口呼吸ではないが、姿勢は猫背であった。帯状疱疹なし。テグレトールを服用。副作用と思われる眠気が出て以降、服用量を少し控えたいとの意向のため、鍼灸治療を併用した。

不定愁訴への鍼灸治療では血液循環改善、疼痛閾値上昇を目的とし、第1枝に対しては陽白、曲差、頭維。第2枝に対しては四白、承泣、迎香。第3枝に対しては大迎、頬車、地倉に刺鍼した。使用した鍼は1寸6分-2番(50mm-18号)また灸治療には、セイリン社の電気温灸器を用い、三叉神経のそれぞれの走行に沿って血液循環の改善を目的として施術を行なった。治療ペースは初診時から症状が軽減するまでは1週間に1回、それ以降は1ヶ月に1回とした。

【考察とまとめ】
歯科臨床においてよく見かける顎関節症や三叉神経痛、ドライマウス、口腔乾燥症などに対する鍼灸治療の効果は、日々の臨床のなかで実感しており、また文献でも多数見受けられる。

今回のケースは、鍼灸院にあるような治療ベッドではなく、歯科医院に常備されている歯科ユニットにおいて行われた治療である。治療は主に座位で行うことが多いが、ユニットは可動式であるため、座位に限らず背臥位や腹臥位になることも可能である。

座位治療をするうえで気をつけなければならないのは、頭部に近い顎や頬に鍼灸治療を加えるので、血流が上行しやすく、脳貧血などの症状を招きやすい点である。

よって患者にはユニット上で座位姿勢をとってもらい、血液循環を考えて下肢から治療を行なっていくことがポイントである(図2)。この点を注意すれば、鍼灸治療で歯科領域の疾患に対し著効を引き出すこと十分可能であると考える。


2.開口(上下前歯が閉じない)症例を統合医療により治療へ導いた一症例

【症例報告】
歯科医療の一分野である矯正歯科治療において、統合医療を実践したという報告はさほど多くはない。ここでは一般歯科治療、矯正歯科治療、並びに鍼灸治療を用いることで、開咬症例を改善し、多く抱えていた不定愁訴をも改善できた症例を報告する。

開口症例は臼歯部のみの咬合になってしまうため、咬合圧が集中してしまう。そうすると欠損が早まるのみならず、その圧の衝撃のため頸肩部や腰背部に張りが生じやすいといわれている。

【患者】
28歳、女性

【主訴】
前歯が噛めない

【初診】
X年X月。上下顎前歯部開咬を伴ったアングルⅢ級※1と診断

【治療と経過】
顎関節症(痛みあり、雑音あり、開口障害あり)、頚・肩こり、腰痛、偏頭痛、冷え性を有しており、舌癖あり、咬合は前歯部に開咬を伴うアングルⅢ級症例、口呼吸も見られ、姿勢は猫背であった。

不定愁訴への治療としては、開咬・口呼吸に対してはTCH(歯列接触癖)・あいうべ体操※2による鼻呼吸の指導にて改善を図った。また、術後の疼痛には葛根湯を用いた。

証としては腎陽虚とし、漢方薬は八味地黄丸、十全大補湯を用いた。鍼治療ではそれぞれ、顎関節症には下関、大迎、頬車、人迎。腎陽虚には太渓、足三里、腎兪を用いた。患者の協力度も良好であり、不定愁訴であった顎の痛みやクリック音※3、開口障害、頚・肩のこり、腰痛、片頭痛、冷え症が改善ないしは軽減した。

また、患者は歯列の問題で左右の大臼歯部のみでの咬合する状態であったため、矯正治療にて咬合時に小臼歯までしっかりと当たり、かつ犬歯が側方運動時にガイドするように改善を図った。

まず矯正装置であるマルチブラケット装置を装着、Ni-Tiワイヤーの.014inchにてレベリング※4を開始した。動的治療7ヶ月後が経過した時点で上下顎ともに歯の整直が終了したため、続いてSSワイヤーの.016×.022inchを装着し、スペースクローズを開始した。上顎前歯の舌側傾斜を防止するべくワイヤーにたわみを付与し、可及的に弱い力と顎間ゴムwとを併用し、上顎前歯唇側傾斜を改善した。

その後、上下顎ともにトルクコントロール、ディテーリングを行い、個々の歯の緊密な咬合関係を確立したのち、装置を撤去し動的治療を終了した。動的治療期間は2年0ヶ月であった。なお、矯正後の歯が元の位置に戻らないよう保定する装置としては、上顎にはBegg type retainer、下顎にはHaw-ley typeを使用した。
※1〜4の解説

【考察とまとめ】
この症例では、多くの不定愁訴を抱えた患者との信頼関係を構築していく過程のなかで、日常の噛み癖を見つめ直してもらうことから始め、全身へのアプローチ、矯正治療とステップを進めることができた。

最後の咬合位を確立する段階までの間に不定愁訴の改善に貢献できたことは、歯科と鍼灸による治療が、統合医療の旗印の下にそれぞれの領域の責務を全うした結果と考える。保定終了後の咬合関係は良好であり、今後も定期観察していく予定である。

おわりに

本稿では、歯科領域の疾患に対しての鍼灸治療と、歯科医学領域の矯正治療と鍼灸治療との統合医療の実践症例を紹介した。顎口腔顔面領域への鍼灸治療における教育体系の整備は、私自身も鍼灸大学の学生や講師を経験していきて、現代医学・東洋医学の教育が不十分な領域であること、指導者が多くないことも理解している。だがそれで手をこまねいていては、進歩はないだろう。

本稿が歯科医師と鍼灸師が協力し、一つひとつ症例を積み重ねていける環境の構築に貢献できれば幸いである。

舌の位置と健康の関係について

2020年6月17日

舌癖とは

舌を持ち上げるって何ですか?

舌は下顎にあるのではないのですか?

口を閉じた時、舌が下の歯の裏側についている、または前歯についている方は意外に多くいらっしゃると思います。

実は、それは間違った癖で、舌癖と言います。

間違った習慣を続けることで、クセになってしまっている可能性があるのです。

舌の正しい位置とは

舌の正しい位置は、舌の先が上の前歯のすぐ後ろの歯肉についていて、奥舌が上アゴに吸盤のように吸着している状態をいいます。

その上顎の前歯の根本の少し後ろにある位置を「スポットポジション」といい、その位置に舌先があることが大切です。

舌の位置が悪いと起こる症状について

舌の位置が悪いと口臭悪化やいびきをはじめ、口呼吸や睡眠時無呼吸症候群などを引き起こしやすくなり、歯並びにも大きな影響を与えます。

特に、睡眠時無呼吸症候群は眠りも浅くなってしまい、不眠症や集中力の低下にも繋がるため、注意が必要となります。

睡眠無呼吸症候群の主症状は「大きないびきと夜間の呼吸停止」「日中の過度な眠気」です。

過度な眠気によって学業・勤務中の居眠り、注意力・判断力の低下を引き起こします。

日本では、新幹線運転士の居眠り事故によって睡眠無呼吸症候群が広く知られるようになりました。

この事故は800名の乗客を乗せた新幹線が、運転士が眠ったまま時速270kmで8分間走行し、岡山駅100m手前で停車したというものでした。

車掌が揺り起こすまで熟睡していたとのことで、後にこの運転士が睡眠無呼吸症候群であることが分かったのです。

列車は停車しましたが、大惨事となっていたかもしてません。

このように、日中の過度の眠気は社会的問題を引き起こす危険があるのです。

自分の舌の位置が正しい位置にあるのか知る方法

無意識に口がポカンと開いてしまう場合は、舌の位置は正しくない状態にあります。

自分の舌が正しい位置にあるかどうかわからないという方は、鼻をつまみ、口を開けると簡単にわかります。

鼻をつまんだ状態で口を開けると呼吸ができない場合は、鼻呼吸をしていることになり、舌が正しい位置にあるということになります。

これからは、舌筋強化にも目を向け、舌を正しい位置にキープできるように意識して、健康増進を図りましょう!!

みはる矯正・歯科医院ってどんなとこ?②

2020年1月13日

未だ病まざるを治す」という東洋医学の言葉があります。「健康」と「疾病」の間の状態を東洋医学では「未病」と言います。みはる矯正・歯科医院はまさにその未病を治療するための東洋と西洋の医学を融合した歯科医院なのです。「未病を治す」、つまり「疾病」を予防して「健康」を獲得していくことを目標とし、その理念を未治(みはる)と名付け、当院の名称としております【医道の日本11月号巻頭】関根陽平先生【医道の日本11月号特集】関根陽平先生

みはる矯正・歯科医院ってどんなとこ?①

2020年1月13日

2-5 インタビュー_みはる矯正様_269

みはる矯正・歯科医院ってどんなところなんですか?先日も高校時代の同級生にも聞かれました。矯正歯科、むし歯や歯周病治療と東洋医学が融合して実践されているなんて、なかなかイメージつかないですよね。そこにスポーツ歯科医学が結びついてくるなんて尚更わからないですよね。我々はジュニア・ユース世代の方々からトップを経て、ベテラン、シニア世代の選手や一般の方々の笑顔をサポートしたいのです。是非とも一度、気軽にお立ち寄りくださいませ。

みはる矯正・歯科医院は7周年を迎えました

2020年1月6日

2020.1月よりブログを始めます。
これからも一人一人の患者様の声を聴きながら、より一層の精進を重ねて参ります。
これからもよろしくお願い致します。

ブログを始めます

2019年12月20日

よろしくお願いいたします。

 
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